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自分の住居を想像することが可能

2019年4月29日「月曜日」更新の日記

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結婚をしたとしても、郊外に住むという選択肢はあまりなく、いつ転職するかもわからないので、都心の中古マンションを自らのライフステージにあわせて数回にわたって住み替えていくパターンが繰り返されていきます。ときには海外勤務なども生じてきますので、マンションはとにかく都心の立地の良い場所に限られます。いざというときは他人に貸したり、すぐに売り飛ばして身軽になれるようにしておくのも、この世代の知恵となるでしょう。50歳代以降になると、ある程度のサクセスを収めた人から徐々にリタイアしていく世の中になるでしょう。その頃には、あくせく会社で働く必要がなく、ある程度時間が自由に使えるようになれば、夫婦で共通の趣味や目的が果たせる郊外のリゾート地や地方都市に移り住むようになるかもしれません。 あるいは、相変わらず都心の雰囲気が好きであれば、都心の中古マンションを移り住んで、都心ライフを満喫してもよいかもしれません。いずれにしても「住」「育」「足」に関わるコストは最小限にする。そして浮いた分のお金を自己投資に振り向けることです。これからはビジネスの世界でも、今までのように会社にぶらさがってつつがなく生きる、サラリーマン天国なんてどこにも存在しません。自分の身は自分で守る。つまり、自己への投資を惜しまずに常にブラッシュアップし、さらによい会社にステップアップする。あるいは独立して自らの夢を果たす。そのためのお金をしっかりとっておくことです。自分自身への投資がちゃんとしたリターンにつながれば、どんな世の中になっても自らが生きながらえる手段も自信もついてきます。まずはフローの所得を増やすことです。不動産などのストックへの投資は自分の住むマンションではなく、全く別のステージで考えるべきです。投資する対象も、日本ではなく、これからは積極的にアジアなどの海外に目を向けたほうがよいかもしれません。幅広い視野を持って余裕のある生活を目指したいのなら、自分が住むだけの資産に一生かけて返済しなければならないようなローンを組んで投資しないことです。あくまでもマンションはコモディティとしての効用価値と割り切って考えましょう。効果的なリノベーションを施すことで、中古であっても世界にひとつしかない自分の住居を想像することが可能なのですから。

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