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高い物件を見極める

2019年5月3日「金曜日」更新の日記

2019-05-03の日記のIMAGE
キャピタルゲインを狙うための「狙い目エリア」はどこ?話は変わって、キャピタルゲインを狙いたい人に向けて、多少のアドバイスをしておこうと思います。「高度成長時代の終焉とともに、東京の街に限らず、全国各地の市街地では再開発計画や区画整理などが進んでいます。その大きな経済社会的な潮流とは、町工場や工業地帯だったエリアが住宅地に変わるというものです。もちろん大型商業施設に変わることも多いし、住宅と商業施設の併設もあります。もっとも、この大型商業施設の進出が、周辺の商店街や弱小スーパーを壊滅させてしまう原因ともなっています。そして潰れた商店やスーパーの跡地には小規模なマンションが建つことになるのです。そんな自然淘汰のような環境の変化が順番に波及していきます。変化した環境に適応できない建物が消えていく。街や建物の最有効の条件が目まぐるしく変わり、私たちも翻弄される。一方、大型商業施設が地元商店街と共存共栄してしまうパターンもあります。六本木ヒルズのふもと、麻布十番商店街がその代表例です。そういうさまざまな街の変化を先取りすることで、先手を打ちながらお買い得物件を探すという方法もあります。資産効率だけの尺度でお買い得物件を探し、取得するということは、要するに、貸しても売っても万能な物件を取得して、さらにキャピタルゲインまで狙うということです。そういう前提から考えると、物件だけのポテンシャリティを見ているだけでは何をもってしても、どうにもならない。それこそ街全体、日本全体、世界全体を観ながら将来性の高い物件を見極めるしかない。

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