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換金性に絞って検討

2019年5月5日「日曜日」更新の日記

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街はリノベーションできませんが、マンションや一戸建て住宅はリノベーションができます。マンションを選ぶ場合には、最有効プランに変更できるポテンシャリティ(=潜在能力)の有無が、資産価値維持のポイントであると説明してきました。では、ここでは、どうやってリノベーションすればいいのか、また、事前チェックはどのように行えばいいのかについて、簡単に補足をしておきます。「まず、事前の構造チェックは、やはり設計士や本物のコンサルティング会社にしてもらうのが賢明です。特に中小のリフォーム業者には、構造が理解できる設計士がいないことが多く、注意が必要です。基本的なルールとして、水回りの位置は原則として大きく変更してはいけません。排水の勾配がとれないことがあるからです。また、RC構造は、抜いてよい壁と、抜いてはいけない壁が明確に区別してあるので、その点は特に専門家に相談する必要があります。あとは、コストの問題もありますが、たいていは何とかなります。リフォームローンも組めるでしょう。それと、見積もりに詳しい人を仲良しにしておきたいところです。そのような場合の専門家とは、やはり設計士です。検討しているマンションの販売担当者に、知り合いの業者から見積もりを取ってもらうという方法もあります。これからは、マンションをリノベーションして、いわゆる「ヴィンテージ・マンション」として暮らすというスタイルが、都会人の常識になっていくでしょう。なぜなら、もう郊外に住まなければならない必然性など薄れているし、かといって都心部に、そうそう大量に新築マンションなど建てられないからです。したがって、同じ予算を持つ一次取得層にとっての大きな選択肢としては、都心の中古物件を買うか、あるいは、郊外の新築を買うか、そういう二者択一になります。予算がないなら、郊外の中古。でも、その最有効プランは、換金性に絞って検討することです。

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