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定期借地権付の住宅購入の住宅ローンは

2019年6月17日「月曜日」更新の日記

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いずれは一戸建ての住宅に住みたいと思っていました。定期借地権付の住宅は、通常の分譲住宅に比べて約半分の価格でマイホームが持てると聞きますが、住宅ローンはどのように利用できますか。教えてください。定期借地権付住宅とは、平成四年八月に施行された新借地借家法の「一般定期借地権」(借地権の存続期間を五0年以上とし、契約期間が終了すると建物を取り壊して更地で地主に返還する)を利用しての分譲住宅といえます。したがって、土地については所有権に比べて約二割から三割の価格が相場で、保証金を地主に支払うわけです。なお、保証金は定期借地権の契約期間終了時に返還されます。また、地代を必要としますが、当初必要な費用は所有権分譲(土地・建物)価格の約半分になる計算です。資金計画では、住宅部分は所有権のため、公的資金・民間資金とも利用できますが、土地については金融機関の中で「定期借地権住宅ローン」が創設されており、保証金の八〇パーセントを限度として融資がみられます。また、公庫融資では平成七年度から戸建住宅の公庫融資付(公社分譲住宅および優良分譲住宅)では、所有権の場合の土地に対する融資額の二0パーセント相当を限度にして土地融資を認める予定です。なお、現状では戸建住宅が主流ですが、都心部での稀少価値のある場所では定期借地権付マンションも見られるなど、土地は所有しなくても利用価値を認めての住宅取得が今後多くなるのではないかという面に注目しておきたいといえます。

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