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新型住宅ローンはどのような借り方になったか

2019年6月23日「日曜日」更新の日記

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金融機関の新型住宅ローンには、いろいろな商品名が付けてあるので、どれをどのように活用したらよいのか迷ってしまいます。どのような考え方を持ったらよいのでしょうか住宅ローンの金利体系は、長期プライムレートに運動しての変動金利と、その変動幅により定められた固定金利として統一されていましたが、平成六年七月に、その規制が金利自由化により廃止され、各金融機関が定める短期プライムレートによる新型住宅ローンの発足がみられました。その主な内容を大別すると、次の八つの区分に分けられます。①変動金利型。従来の変動金利型の仕組みと変わりません。ただし、低金利における変動金利型は金利上昇時に未払利息を発生しやすいので、それを防ぐため「ご返済安定プラン」(当初の返済額を一・二五倍したものを利用し、二0年間返済額を変えないというもの)の商品も見られます。一般的に変動金利型は高金利時代には固定金利型に比べて有利といわれます。低金利時代での活用では、短く借りるのが上手な活用といえます。②固定金利選択型。固定金利に対するニーズに答えて、一定期間(二年、五年、七年、一〇年など)の固定金利型が活用できるもので、一定期間終了後、その時点での固定金利選択型を再度利用するか、変動金利型の選択(最終返済まで変更はできない)ができるものです。つまり、金融機関では長期にわだっての固定金利型は、低金利時代ではそのリスクを負うので、それを回避するため、固定金利を細切れにしたわけです。なお、一定期間が短いほ一ど金利が低くなり、その金利は毎月変更することが原則です。③金利自由選択型。前記②では当初固定金利型から借りるのが条件で、一定期間後変動金利型に変えれば再度固定金利型に変えることはできませんが、金利自由型では「自由設計」「自由計画」などの商品名で固定金利型または変動金利型から借りられ、固定金利型の一定期間後は、固定金利型または変動金利型に、および変動金利型から固定金利型に自由に選択できるものです。

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