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住まいの選び方

2019年9月8日「日曜日」更新の日記

2019-09-08の日記のIMAGE
次に宿泊費について考えてみよう
すべてのホテルやコンドミニアムが採用しているわけではないが、「ウイークリーレート」「マンスリーレート」というものがある
一週間あたりの割引料金、一ヵ月あたりの割引料金といった意味だ
たとえば通常料金では一泊あたりの六〇〇〇円の部屋が、ウイークリーレートなら一泊あたり五五〇〇円、マンスリーレートならさらにお安く一泊あたり四〇〇〇円になることがあるのだ
では一〇日泊まった場合はどうなるのかというと、一泊五五〇〇円のウイークリーレートが一〇日分で、しめて五万五000円と計算するところが多い
三五泊の場合は、マンスリーレート四〇〇〇円かける三五日分で、合計一四万円だ
この特別レートは公表しているところもあるし、フロントで交渉するところもある
ホテルやコンドミニアムがなぜこのようなことをするのかというと、長期滞在してもらったほうが空室のまま放置することになる危険性がなくなるし、新たな宿泊者を探したり、チェックインやチェックアウトをしたりする手間も少ない回数で済むからだ
まあ何だってまとめ買いしたほうが安くなるのと同じとも言える
以上は「旅行者用」のホテルやコンドミニアムの場合
「居住者用」のコンドミニアムや一軒家の場合、同じような間取りや広さでも価格はぐっと安くなる
たとえば同じコンドミニアムでも、「居住者用」の家賃で借りれば、ひと月あたりの賃貸料はマンスリーレートの約半額になることもある
ただしこれは長期借りることが前提
長い間借りてもらえば貸すほうのリスクも減るのでその分賃料が下げられるのは、ウイークリーレートやマンスリーレートの原理とまったく同じだ
ではどれくらいの期間から「居住者用」家賃の物件が借りられるのかというと、多くの国では六カ月が目安らしい(三ヵ月という国もある)
「そんなに長くはいないよ」とおっしゃる人も、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい
もしも「居住者用家賃」が「旅行者用マンスリーレート」の半額だとしたら、「居住者用家賃」で六ヵ月借りるのと「旅行者用マンスリーレート」で三ヵ月借りるのでは、総出費額はまったく同じである

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