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ロングステイで重要なのは住まいの選び方

2019年9月9日「月曜日」更新の日記

2019-09-09の日記のIMAGE
「居住者用家賃」で六ヵ月借りるのと「旅行者用マンスリーレート」で四ヵ月借りるのでは、総出費額は前者のほうが低くなる
つまり四ヶ月その物件に滞在するのであれば、「居住者用家賃」で六ヵ月借りてしまって四ヶ月住み、残りの二ヵ月分は権利を放棄してしまったほうが安上がりなのだ
一つご注意いただきたいのは、家具付き物件であることを確認してから借りること
そうでないと、後で出費が重なり、結局高くつくことになる
海外ロングステイの経済学3)不動産購入で家賃収入日本でも賃貸物件と分譲物件があるように、海外でも両方ある
つぎに分譲物件について考えてみよう
同じ場所に年に何度も訪れたり、毎年数ヵ月を過ごしたりする人は、賃貸ではなく不動産を購入することを検討してみてもいいだろう
また、年に数週間しか行かない人でも購入するメリットはある
自分が利用しない時期には旅行者用のコンドミニアムとして貸し出して、家賃収入を得るという手があるのだ
長期滞在する旅行者が多く集まる場所には、こうしたコンドミニアムがたくさんある
たとえばゴールドコーストの海岸沿いにあるものは、ほとんどがこのパターンだ
貸し出しに関して面倒な手間は要らない
コンドミニアムの管理会社に一括してお願いすればいい
もちろん手数料は取られるが、あとはすべてやってくれる
海外に別荘が持てて、しかも資産運用になる
夢のような話ではないか
では実際このように購入したコンドミニアムを貸し出す場合、どのくらいの収益が得られるのだろうか
ゴールドコーストに拠点を持ち、オーストラリア中のコンドミニアムを日本語であっ旋している「アコモネット」という会社の砂川盛作社長に聞いてみた
「ゴールドコーストのゴルフコースに面した新築の2ベッドルームのコンドミニアムで、四二万五000豪ドル(約三四〇〇万円)の物件があります
これに収得税金や各種の費用、そして家具購入費など五万豪ドル(約四〇〇万円)を加えると合計四七万五〇〇〇豪ドル(約三八〇〇万円)になります
この部屋をオフシーズン、オンシーズン平均して一泊一六五豪ドルで貸し出すとして、三六五日で六万一二五豪ドル(約四八二万円)という計算になりますが、注意しなければならないのが『稼働率』です
コンドミニアムは毎日借り手があるとは限りませんから」稼働率を把握しないと「取らぬ狸の皮算用」になるのだ
「この物件の場合は、約七〇%程度の稼働率が予想されますから、賃貸収入は年間四万一一五八豪ドル(約三三七万円)となります
ここから運営手数料や共益費、市税その他賃貸事業に必要な経費などを引くと、実際の収入は一万六九九五豪ドル(約一三六万円)となります
ただし、収入は様々な要因で変動する可能性があります
また、ご自身が別荘として使う期間が長くなればなるほど、貸し出せる期間が短くなるわけですから、当然収人も減ります」

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