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ロングスティの注意点②健康管理の準備と病気対策

2019年9月29日「日曜日」更新の日記

2019-09-29の日記のIMAGE
「旅行用英文診断書」や「旅行用英文医療証明書」も準備しておきたい
これらは現地で急病になったときに非常に役立つのだ
患者を診るとき医師が知りたい情報には二種類あるそうだ
「今の症状」と「既往症」である
たとえば腹痛がする、頭痛がする、のどが痛い、熱がある、吐くといった「今の症状」は、たとえ言葉が通じなくてもある程度は理解できる
患者が頭を押さえて痛そうな顔をすれば、医師は「ああ、この人は頭痛がするんだな」とわかる
熱があるとか、吐くとかいった症状も、ジェスチャーで伝わるだろう
だがそれとは別に、既往症やアレルギー、現在定期的に服用している薬の有無と種類といった情報が正確な診断には必要となる
これらはジェスチャーでは伝えられないので、「旅行用英文診断書」や「旅行用英文医療証明書」が必要となるのだ
ところが残念ながら、どの病院でもこれらを作ってもらえるできるわけではない
医師の英語力の問題などがあるからだ
ではどうすればいいのかというと、「日本旅行医学会」のウェブサイトに「認定医リスト」がある
その中から「英文診断書の作成」に二重丸または丸のついている最寄りの病院を探して連絡するのがいいだろう
これらの書類をつくってもらうにはそれなりの費用がかかるが、備えあれば憂いなし、である
備えあれば憂いなしとは書いたが、病気になる可能性がなくなるわけではない
そこで次に現地で病気になったときの対応策を考えてみよう
ここでは二つのパターンが考えられる
一つは緊急の治療が必要なとき、もう一つはそれほど急いでいないときだ
脳卒中、心筋梗塞といった急病の場合は、とにかく時間との勝負
早く治療を受ければ受けるほど、後遺症もなく治る確率が高くなる
迷わず救急車を呼び、最寄りの病院に連れて行ってもらうことだ
病院で言葉が通じるかなどは二の次
必要ならば後ほど医療通訳者を手配してもらうこともできる
逆に「何となく調子が悪い」といった場合は、病状を日本語で説明できる日本人医師の方が安心ということもあるだろう
急を要するのかそうでないのかで、うまく使い分けるといい
・ツアー旅行と違ってロングステイはマイペースに過ごせる
ちょっと疲れ気味だなと思ったら、何もしないでただのんびり過ごす日をつくるといった健康管理も大切だ

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