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各種のリバースモゲージ制度

2019年10月16日「水曜日」更新の日記

2019-10-16の日記のIMAGE
リバースモゲージを大別すると行政が関わる場合と、銀行独自の金融商品の 場合の2種類があり、さらに行政が関わる場合は直接融資方式と金融機関を幹 旋する間接融資方式に分かれています。なお、厚生労働省主導で実施している「長期生活支援資金貸付制度」が定着 しつつあり、今後はこの制度が中心的な役割を持つようになるでしょう。行政が関わる直接融資方式 従来、武蔵野市・中野区が採用していた方式で、行政が直接融資する福祉的 な側面が強い方式です。2 行政が関わる間接融資方式 世田谷区・大阪市・神戸市などは間接方式で、利用者から申込みがあった場 合、自治体は銀行を斡旋して銀行が利用者に融資を行う方式です。融資のリス クは銀行がすべて負担するため、直接融資方式に比較すると融資条件は当然な がら厳しくなります。銀行独自の融資方式 資産家を対象としてバブル前に導入された手法のため、バブル後、地価下落 が恒常化してしまい、担保価値不足が多発し民間の行う商品としては成り立ち がたくなりました。これらの事情により、現在では銀行は販促を停止しており、 総じて融資には消極的です。不動産価格の条件も下限が1億円以上などとなっ ており、適用事例がほとんどないと言われています。

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