管理人はだれ！？

2019年11月5日「火曜日」更新の日記

第4章までで、不動産投資をめぐる大きな潮流の変化をはっきり感じることができたのではないでしょうか。ここからはいよいよ、より具体的な内容に迫っていきたいと思います。不動産投資には、不動産に関する多くの勉強が必要であることは当然ですが、同時にマネーリテラシーも不可欠です。不動産投資を行う人の多くが、実際にはローンを組んで物件を購入することになるからです。ときどき、不動産投資には、自分で何千万円もの資金を用意しなければならないと誤解している人がいますが、もちろんそんなことはありません。ある程度の頭金は必要ですが、ローンを組んで物件を購入し、家賃収入から一定額をローン返済に回すというのが一般的な姿。マイホームを購入する場合、住宅ローンを組んだあとは完済するまで毎月ひたすら返済していくことになりますが、不動産投資になると少々勝手が違います。家賃収入からローンを返済しつつ、たとえば10万円の家賃収入があって、うち5万円をローン返済に回しているのであれば、残りから諸経費を引いた金額が自分の実収入になってくれます。当然、ローン完済後は家賃収入の全額が自分のものになります。中には、「家賃収入からローンを返済していくのはいいけれど、月々のローンを払った余りが収入というのでは、金額が少なくて魅力に乏しい」と考える人もいるかもしれません。