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レバレッジと金利上昇リスク

2019年11月9日「土曜日」更新の日記

2019-11-09の日記のIMAGE
次に、レバレッジです。レバレッジを上手に活用するためには、「金利」と「借入金額」が重要なポイントになってきます。単純な数字にして説明します。あなたの自己資金が500万円だとします。2000万円の物件を購入するには、1500万-円の借入が必要です。そしてこの物件では、月々10万円の家賃収入が見込まれているとします。また、借入金の金利は3パーセントで、返済期間は5年。すると、10万円の家賃×2ヵ月=120万円で、この120万円の年間家賃収入から、年間元利支払い分にあたる約3万円を引き、120万円15万円=3万円があなたの収益になります。なお、ここでは、話をわかりやすくするため、本来必要な「その他の経費」を含んでいませんのでご注意ください。ここでもし、金利が3パーセントから10パーセントに上昇したらどうなるでしょうか。金利10パーセントになると年間返済額は163万円に上昇し、年間家賃収入120万円1年間返済額l63万円=1万円。つまり、収益を上げるどころか赤字に陥ってしまいます。レバレッジをかけるリスクが顕在化した瞬間です。レバレッジはたしかに有益な点の多い仕組みです。しかしその反面、レバレッジを高くしすぎると、金利がほんの数パーセント上昇しただけで、赤字経営に陥ってしまうことが起こりえます。

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