管理人はだれ！？

2019年11月27日「水曜日」更新の日記

すると、配管部分から水が少しずつ、漏れ出していました。こうして見ると心配になりますが、配管をきちんとつなぎ直しておけば、大事には至らないという程度の状態でした。このときホームインスペクションを依頼してきた不動産投資家Hさんは、「価格が相場より安いから」とこの物件に興味を持ったものの、実際に見た建物がボロボロな状態であることから強い不安に襲われ、そこで契約前に、私たち「さくら事務所」に診断を依頼してきたのです。ホームインスペクションの結果、ほかに大きな懸念は見られませんでした。問題の部分もまだ早期段階で、補修にはそれほど費用もかからず、また、きちんと補修することで、建物自体、まだまだ長持ちできる状態であることがわかりました。結果を知ったHさんは、ホームインスペクターに必要な修繕費の目安を確認し、その金額分だけ売り主さん側と価格交渉をすることにしました。この物件は、長く売れ残っていたくらいですから、ほかの不動産投資家との競合もなく、かつ「修繕費分」という明確な根拠を示したため、売り主さんもその分価格を下げることに快く応じてくれました。もともと相場より安かったことに加え、補修すれば長持ちする物件をさらに安く購入できたHさん。お得な買い物をしたといえるでしょう。