管理人はだれ！？

2019年12月10日「火曜日」更新の日記

地主です。貸した土地がなかなか戻ってこず、泣かされたクチです。今回新設された「定期借地権」はそうした事態を防ぐためのものだそうですが、詳しく教えてください。■いったん土地を貸すと二度と戻ってこなかった改正法は一般の借地権とは別に、契約更新のない借地権である定期借地権の制度を新設しました。ふつう、借地権は契約期間が満了しても、借地上に建物がある場合には、借地人の請求または使用継続により借地契約が更新されます、地主に正当事由がない限り、契約更新の拒絶はできません。しかも、その正当事由は容易なことでは認められないため、地主が実際に土地の返還を受けられる例は極めて少なく、それが地主が借地契約を渋る主な理由となりました。しかし、土地を借りたいと望む借地人のニーズも多様化してきて、一定期間だけ土地を借りられればそれで十分であり、更新は望まない、むしろ権利金の額ができるだけ少額であればありがたいと希望する借地人も存在します。むろん、権利金は少額でよいから、一定の期間たったら必ず土地を返還してもらいたいと思っている地主は非常に多いでしょう。このような地主、借地人がいる以上、契約期間が満了したら契約の更新が行われず、