優れた間取りの3つのこだわり「人」「光」「風」(1)
2020年2月20日「木曜日」更新の日記
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- "じつは、「よい設計」「優れた間取り」には、ある共通点があります。それは、「3つのもの」の動きがよく考えられているということです。
3つのものとは何かというと、「人」「光」「風」です。
まずは「人」の動き、これはよく「動線」などといわれます。水廻りが近くにあって行き来がしやすいプランを「家事動線(主婦動線)がよい」などといいますね。
この動線がよいプランをつくりたいなら、セオリーにしがみつくよりも新居での実生活をイメージしてみることのほうが有効です。「ご主人が仕事から帰ってきたら、まずスーツはどこで脱ぐのか?そのスーツはどこに置くのか?食事が終わったあとの団欒はどこでどんなスタイルで行なうのか?そして風呂に行く際に着替えはどこにおいてあって、どうやってとりに行くのか?
子どもが学校から帰ってきたらどうやって自分の部屋にいくのか?
子ども部屋への動線を重視するとリビング階段という間取りになったりします。必ずリビングを通らないと自分の部屋に行くことができないので半ば強制的に子どもとコミュニケーションがとれるという考え方ですね。「また家族が多いにもかかわらず、動線が重なる部分、つまり人の動きが激しい部分があまりにも狭かったりすると、生活しづらいということがあります。「それだけではなく、危険なケースもあります。階段を上りきったあたりに2階のトイレがあったりすると、誰かが階段を上りきったときに、お子さんが急にトイレから飛び出してきたりすれば階段から転落してしまう事故も考えられます。
多少使いにくいくらいであればまだよいのですが、危険な家""というのは絶対に建ててはいけません。"
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