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じつは、多くの人が明確に答えられない「住宅ローンの返済額」

2020年2月25日「火曜日」更新の日記

2020-02-25の日記のIMAGE
"突然ですが、「あなたの家では、お金の管理は誰がしていますか?」一般的なご家庭では、奥様が家計をやりくりし、ご主人はお小遣いをもらっているというパターンが多いかもしれません。私もそうです。 別にどちらが管理していても構いませんが、もしあなたが住宅ローンを借りて家づくりをしようと考えているなら、「家を建てたあと、無理なく返済していける毎月の住宅ローン返済額」を本当の意味で把握しているか、ということが本当に大切になります。さらに、近い将来、ご家族に起こりそうな変化とそれにともなう家計の変化も把握していることが大事で す。 例えば......、あと8年すると子どもが18歳になり高校を卒業する。大学に進学させたいと思っている。授業料・仕送り含めて毎月○○万円必要になる。あと3年すると奥様が職場復帰できる。所得が○○万円増える。そういったことです。なんでこんなお話をすると思いますか?そうです。住宅ローンの条件はそう簡単に変更できないからです、そして長期間続くからです。 車のローンはせいぜい5年、仮にどうしようもないくらい生活が苦しくなってしまえば最悪の場合、車を手放すこともできます。 家の場合はそう簡単にはいきません。だから将来的にも無理なく返済していくことができる住宅ローン返済額をきちんと把握しておくことがとても大切なのです。 「そんなことはわざわざ言われなくてもわかっている。家を建てようとしているのだから、それくらいのことは考えるのが当然でしょう」。そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、実際の家づくりの現場においても「住宅ローンの返済に毎月いくら払えますか?」という質問に対して、すぐに「○万○千円です!」とビシッと答えることができるご家族は、じつはあまりいらっしゃいません。ほとんどのお客様がこんな感じです。 私「住宅ローンの返済に毎月いくら払えますか?」 ご主人「うーんと〇万円くらいかなぁ?」 奥様「えーっ!そんなに払えないよ!」 ご主人「そうかぁ......、じゃあ○万円くらい?」 奥様「そのくらいなら何とかなると思うよ......、たぶん」 いかがですか?あなたはこんなふうにならないと言いきれますか?そのためにも、まずは「無理なく返済できる住宅ローンの額」についてご家族でとことん話し合いましょう! 家(不動産)を持つと固定資産税も毎年払っていかなければなりません。今のアパートと比べて大きなお風呂になれば水道代も増えるかもしれません。さまざまな便利な設備機器は電気仕掛けですから光熱費だって増えるかもしれません。 また長い間、快適に過ごすためには維持管理費用も馬鹿にできません。分譲マンションを購入すると強制的に払わされる修繕費積立てのように、一戸建てのマイホームを持つ場合でもメンテナンス貯金をしなければならないでしょう。こんなことも想定しておきたいところです。できれば、先ほどの「家づくりノート」に家を建てたあとのことを想定した、マイホームゲット後の「擬似家計簿」をつけてみることをお勧めします。すると「○万○千円です!」とビシッと答えられるようになります。"

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