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あなたは75歳まで住宅ローンを払うつもりか?

2020年2月26日「水曜日」更新の日記

2020-02-26の日記のIMAGE
"そして「無理なく返済できる額」が決まると、あなたは住宅ローンに関してほかの条件も決めなければなりません。条件とは、 (1)返済年数を何年にするか? (2)ボーナス返済を利用するか? 大切なのは、この2つです。そのなかでも、私が特にお客様に気をつけていただくようにしているのがつです。なぜかというと、本当に驚いてしまうのですが、例えば40歳の方に35年間の住宅ローンを平気で勧める住宅会社、そして金融機関がたくさんあるのです。彼らはあなたに75歳まで返済しろというつもりなのでしょうか?そして、そんな融資をさせる、そのときのセリフはいつも決まっていてワンパターンです。「退職金で一括返済すれば大丈夫ですよ」と言うのです。「じつに無責任極まりない話です。建てさせてしまえば、借入れさせてしまえばあとは野となれ山となれ、その後のことは自分たちには関係ない、という考えなのでしょうか?基本的に退職金は老後の生活資金です。これから先、年金だってどうなるかよくわからないのに......。老後の生活資金が足りなさそうだからと、個人年金を準備し始めている時代です。 もちろん例外もありますよ。払い終わるまでの間に相続が発生する可能性が高くそれを当てにすることができるとか、ご子息が家を継ぐことがきちんと決まっていて返済も途中で継いでくれるとか......。 しかし基本的に返済年数は定年を超えないように設定しましょう!40歳の方で定年が60歳なら返済年数は20年まで(!)というのが基本です。これは健全な資金計画の大前提です。必ず覚えておいてください。 それからボーナス返済については、いろいろな本などで「基本的に当てにするな」と書いてあります。私もそれについて異論はありません(公務員の方などで、ある程度安定した賞与を見込める方なら多少は当てにしてもよいかもしれませんが)。 バブルがはじけたときにボーナスや残業代を当てにして住宅ローンを組んだ多くの人が家を手放さざるを得ない状況に陥ってしまったのは、そんなに昔のことではありません。長期・の返済の途中では何が起こるかわかりません。決して同じ過ちを繰り返さないでください。"

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