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「いくら借りられるか」より「いくら返せるか」が大事

2020年2月27日「木曜日」更新の日記

2020-02-27の日記のIMAGE
"さて、こうやって毎月の希望返済額と返済期間、そしてボーナス返済を利用するかどうかの条件が決定すると勘のよい読者ならもうおわかりですねーここまでのプロセスによって......、そうです。「逆算して借入額が決まる」のです。じつは、これは当たり前のように聞こえますけれども、とても大事なことです。どこが、かというと「逆算して」という部分です。「いくら返せるか?」「いくら返したいか?」ということがスタートになっているのです。そんなの当たり前でしょ、と思われる方がいらっしゃるかと思います。当たり前と思えたらあなたの考え方は正しいのですが、一般的に家づくりの現場で行なわれていることは、その「逆」であることがほとんどです。 「いくら借りられるか?」「いくら借りなければならないか?」というところからスタートしている方がほとんどです。なぜこういう間違いをしてしまう方が多いかはあとで改めてご説明しますが、これはとても危険なことです。十分注意してください。 それではここで一度、今までのプロセスを少し復習してみましょう。 (例)○○家の場合......無理せず返せる額は月々8万6000円。ボーナス返済は一切しない。現在40歳で定年は60歳なので返済期間は20年。元利金等返済・金利は2.65パーセント(長期固定金利を選択) として「逆算」すると、借入できる額は......、約1600万円、となります。※ちなみに逆算するには複利計算のできる特殊な電卓が必要になります。 「えーっ!これしか借りられないの?」と思われた方もいるかもしれません。「もっと借りようと思っていたのに......」なんて方もいるかもしれません。この段階で気がついてよかったですね。だって、この額を算出するプロセスをよーく思い返してみてください。そうです!ここではじき出された数字は、○○家にとって無理のない返済から逆算した、最も適切な借入額なのですから......。"

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