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競売物件

2020年3月4日「水曜日」更新の日記

2020-03-04の日記のIMAGE
「実は今、築3年で女性向きのいいマンションがあるんだけど。うちの顧客である会社が倒産して、そのマンションを1室700万円という破格で売りに出したいっていうんだよ」倒産した会社のマンションを買う、ということは....?まさか、「競売物件」:「そんな物件、危なくないですか?」ここまでよくしてくれた支店長が、実は私をだまそうとしているのかもと疑ってしまいました。「人を見たら疑ってかかれ!」海外生活で身についたことです。私はまだ疑っていました。「倒産した会社の社長は私もよく知ってるけど、真面目な人だよ。どうしても今、資金が必要になって、マンションを売ることになったんだ」そもそも、「競売物件」とは何かを、私は詳しく知りませんでした。「とりあえず、どんな物件なのか教えてください」支店長は物件の概観、住所、条件などが書かれている書類を持ってきました。そのマンションは女性専用で、セキュリティもしっかりとしており、管理人さんも常駐していました。図面で見る限り、そのとき、私が契約を結ぼうとしていた物件よりも、かなり条件がよさそうでした。ひと目で気に入ってしまったのです。しかも、こっちのほうが決めた物件より300万円も安いなんて....。「競売物件は、裁判所が借金を返せなくなった人や会社が所有する土地や建物を差し押さえて、裁判所の権限で売る物件のことなんだ。裁判所の調査で、その物件の価格が決定される。そういう特別な理由で売られるから、一般の物件より3~6割も安い価格で、高利一回り。でもそれと同時に、購入後に前の持ち主とのトラブルが起こってしまった場合でも、すべて買った人の責任になってしまう。ただ、この物件は正確にいうと、競売になる前の任意売却だから、大丈夫だよ」大丈夫なのかな・・・。とりあえず、実際の物件を見てみないと返事は出来ません。

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