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売りたい人を知っていると安心

2020年3月6日「金曜日」更新の日記

2020-03-06の日記のIMAGE
今回、私がこのマンションに決めたもう1つの理由は、売り手の事情がよくわかったということもあります。確かに倒産してしまった会社ですが、長い間、信用金庫から信用を持たれていた会社であり、会社名などを書類上だけで判断するのではなく、支店長を通じて、実際にその会社の人と会うことも出来ました。1度、契約書にサインをしたら、もう2度と関係がないかもしれない売り手側ですが、確認できるならそれに越したことはありません。もし、何か問題が起きたときにも売り主の人柄を知っていれば、何となく安心できるというもの。これも地方ならば可能です。会社名や住所を聞けば、昔からの評判がだいたいわかります。競売物件が怖いという人でも、これで少しは不安が解消できると思います。一般に、売る側と買う側は書類上でのやりとりだけで、わざわざ会うということはあまりないでしょう。しかし、調べることは出来ます。その人の会社や自宅など出来る限りの情報から、自分で調べられることは調べておいたほうが安心です。近年、会社の倒産が増えると同時に、金融機関からお金を借りても返済できない人が増えています。こうした場合に金融機関が裁判所を通して、その人が所有する不動産を差し押さえ、競売に出します。競売は誰でも参加可能。市場価格の7割位の価格が設定され、一番高い金額で入札した人が購入できます。裁判所やインターネットでその物件の明細や現況、評価を確認可能です。メリットは何といっても価格が安いこと。デメリットは前の持ち主の現状のまま、物件を引き渡されてしまうこと。クリーニングはもちろんされていないですし、管理費を滞納していれば代わりに支払わなければなりません。興味がある人は事前に十分な知識が必要でしょう。

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