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家賃が高く、狭い香港のマンション(2)

2020年3月12日「木曜日」更新の日記

2020-03-12の日記のIMAGE
香港は湿度が高いため、長い間留守にしていると、壁はあっという間にカビだらけです。だから、壁紙はカビに強いものを選びます。壁紙は日本よりも凝っていて、部屋ごとに花柄やストライプなど、違うものがアレンジされているところも多くありました。香港の高級家具は、日本のそれよりもずっと趣や重厚感があり、中国の歴史を感じさせるデザインばかり。見ているだけで、心が落ち着くほどです。それらをとても気に入った日本人の友人が、家を探す前に家具を一式購入しました。値段は全部で30万円くらい。日本で出す10万円の家具より、はるかに価値は高いものでした。しかし、香港は家具付きのマンションがほとんどなのです。友人が見つけた部屋も、もちろん家具付き。ただでさえ狭い部屋なのに、その友人は買った家具も運び込んで、窮屈に暮らしていました。結局、管理人さんに事情を話し、もともとあった家具をオークションに無料で提供したそうです。オーナーによっては、「家具は不要だから家賃を下げて欲しい」といえば、交渉に応じてくれるところもあります。家賃交渉は無理でも、家具を無料で引き取ってくれるところもあるようです。香港のマンションの特徴は、治安があまりよくないせいもありますが、セキュリティの設備がきちんと整っていることです。日本でも最近は増えてきましたが、1階の受付では管理人さんが常駐して訪問者をチェックしています。部屋番号を押して応答があったら、メイン入り口のドアが開くのです。マンションの玄関ドアを開けると、さらに頑丈な太い鉄の棒でできたフェンスの扉があります。このフェンスの扉2カ所の鍵を開け、チェーンロックをはずして、やっと中に入ることが出来ます。窓にも必ず鉄柵があります。これらと比べると、日本のマンションの防犯対策は、ずいぶん甘いように感じます。

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