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経済成長著しい上海のマンション(2)

2020年3月14日「土曜日」更新の日記

2020-03-14の日記のIMAGE
「浦西」と「洲東」は上海でも有名な高級住宅地で、輝く夜景が見える浦東のマンションなど、見学したとたんに誰でも買いたくなるほど魅力的な物件です。日本人の駐在員が住んでいるマンションには、日本人が多く集まります。他に日本人が住んでいるなら安心と購入するのです。そのようなマンションは治安も悪くなく、セキュリティもしっかりしていて、スポーツジムなどの施設が整っているところも多いようです。しかし、賃貸にする場合はちょっと考えもの。数年前に比べて、5割も賃貸料が落ち込んでしまったマンションもあるからです。やはり、価格変動の少ない地域を選ぶことが先決でしょう。家族を大事にする傾向の強い中国でも、香港と同じようにワンルームのマンションはほとんどありません。家族用マンションは、上海の浦東地区なら、160m2の3LDKの中古6物件で約1600万円、新築の2LDKで3000~4000万円が相場ですが、地域によってまったく違います。経済成長し続けている中国では今、中・低所得者層のための格安分譲マンションである「エコノミー住宅」の建設が盛んです。しかし、不正な物件転売が多く見られるため、購入後5年以内は売却してはいけないという規定が出来ました。また、中国ではマンションを購入したとき、内装前の何も手を加えていない状態で引き渡されるのが特徴です。私の知り合いの中国人は、生活に何不自由ない設備が整ったマンションを、利回りが4パーセントになるほどの高い家賃で、人に貸していました。物件の価格設定も低めで、価格変動が激しくない物件でした。だからといって、何のコネもない日本人が、いきなり現地へ行ってマンションを購入するのは危険すぎます。中国に留学していた私でさえ、もし中国で物件の購入を考えるなら、まずは不動産関係の人脈を作ることから始めます。現地に信頼できる人をたくさん作り、知り合いに借すのがベストでしょう。

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