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確定申告すればメリットもたくさん

2020年3月19日「木曜日」更新の日記

2020-03-19の日記のIMAGE
私が本格的に確定申告をしたのは、NHKの地方局で契約アナウンサーをしていたときのことです。契約社員でしたが、確定申告が必要だとは思ってもいませんでした。確定申告の期限は毎年3月5日まで。アナウンス部も次の編成の準備時期にあたり、1年中で最も忙しいときです。当時、私は夕方のニュースを担当していました。さらに週末には上京し、次の就職活動のために面接を受けていた時期。あまりにも疲れていて、数字なんて見たくもありませんでした。そこで思いついたのが、税理士さんに書類作成を依頼することでした。頼むにあたって、面倒でしたがこの1年間に使ったレシートを、ノートに貼り付けて月ごとの支出合計などをまとめたものが6冊。会社の給与明細とマンション関係をまとめたノートが各1冊。マンション関係には、毎年支払っている税金額と家賃収入が振り込まれる通帳のコピーを貼り付けて、収支を合わせます。毎月数万円の収入に対して、税金がかなり差し引かれている気もしましたが、それでも十分なくらいのお金が残りました。私の場合、その金額は電話代などの必要経費とすることで税金対策としました。不動産所得のある人は、確定申告をする必要があります。不動産所得とは、マンション賃貸した総収入金額から必要経費を引いた金額です。プチ大家さんが申告をすれば、必要経費を計上することが出来ますので、私の場合、その他の所得で源泉されていた税金が戻ってきます。必要経費として計上できるものは、固定資産税、印紙税、損害保険料、修繕費、減価償却費、借入金利子などがあります。これらが総収入金額を上回ると、多く払いすぎた税金を戻してもらえます。プチ大家さんの収入ならば通常、白色申告でも構いません。一般の申告より細かく計上をし、その帳簿に基づいて正しい申告をする人については、所得の計算などで有利な取扱いが受けられるのが、青色申告です。特別控除額10万円も適用されます。1年間に生じた所得を正しく計算して申告するために、収入金額や必要経費に関する取引を記帳しておく必要があります。初めて青色申告をしたとき、私は約7万円、知人の先輩は約10万円戻ってきました。先輩は税理士さんに依頼せず、自分で計算し、細かい支出まで計上、レシートを貼るだけでなく、内容詳細まできちんと書き込んでいたことで金額に差がついたのです。そこで私も次回から、130円の新聞を買ったレシート、交通費など、マンション経営に関するあらゆるものを経費として何でもメモしたり、保管するようにしました。そんな努力の結果、ここ数年の確定申告では毎年約30万円も戻ています。帳簿は7年間、領収書などの書類は5年間は保存しなければなりません。そんな細かいものまで申告するのは面倒くさいという人には、もっとおおまかな計上でいい白色申告がいいでしょう。いずれにしても、細かい計上が多く面倒ですが、青色申告のほうが戻る金額が多いので、頑張って青色申告をすることをおすすめします。どうしても忙しい、または細かいことが苦手だという人は、とりあえずレシートだけを保管しておいて、税理士さんに頼んでみましょう。数万円程度の手数料は取られますが、差し引きプラスになるケースが多いので、依頼する価値はあります。

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