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新金融商品の登場

2020年3月23日「月曜日」更新の日記

2020-03-23の日記のIMAGE
バブル崩壊で国際的競争力をなくした日本の金融システムを建て直すために金融大改革(日本版ビッグバン)が行われて四年近くが経つ。その間に多種多様な金融商品が出現しているが、消費者の反応はそれほどよくはない。元本割れや信用リスクに対する警戒心が強く、元本保証タイプの金融商品の利用に止まっているのが現状である。選んだ結果は自己責任となるという原則に戸惑いを感じている人は多い。金融自由化によって、これまで外国為替公認銀行や指定証券会社、両替商に限定されていた外国為替取引が一般企業でも可能になり、量販店などでもできるようになった。投資信託の販売も銀行でできるようになっただけでなく、投信の自由化、株式売買委託手数料の完全自由化などによって、投資家のニーズに合わせて金融商品を選ぶこともできるようになっている。そのようなことから外貨建て預金をする人々も増えており、さらに前述の「確定拠出型の年金制度」も解禁の運びとなる。これからの個人の資産形成はまさにさまざまなリスクを踏まえた運用が主体になろうとしているのである。またインターネット利用の急増という状況下で、インターネットを使用したオンライン証券取引市場も急成長している。

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