SUMAIRINA

トップ > 令和2年3月> 24日

アリとキリギリス

2020年3月24日「火曜日」更新の日記

2020-03-24の日記のIMAGE
有名なイソップ物語の中のアリとキリギリスの民話は、お金を貯めることを考えるうえで、とても役に立ちます。若いうちに人生を楽しむキリギリスと、若いうちから老後に向けてコッコッとお金を貯めるアリ。もっといえば、いつか大儲けできるだろうという安易な考えを持っているのがキリギリスで、少しずつ地道な貯金をしているのがアリともいえるでしょう。私は、典型的なキリギリスでした。将来のこともお金のことも、いつか何とかなる。お金は「人生を楽しむためにあるもの」と、考えることから逃げていたのです。本当は、アリとキリギリスの中間が一番いいのでしょう。楽しみながら、遊びながら、資産の運用もするということです。資産の運用法は、人それぞれです。結局は、その本人が納得して満足できれば最高でしょう。自信もつきます。何を血迷ったのか、私はいきなり経済を勉強したいと思い始め、マンションを購入したのが19歳。その後、家賃収入からローンが毎月ひかれ、残りの収入が少しずつ入ってくるようになりました。何もしなくてもお金の動きがあれば、いくら無関心な人でも通帳を確認したり、税金のことも気になるはずです。私の場合は、プチ大家さんとして楽しみながら資産の運用が出来ている、マンション投資として今のところ、少しずつですが成功しているといえるのかもしれません。これからは、住むために家を買いたいと思う人は減ってくるでしょう。自分の家を持っていることが、ステイタスではなくなるかもしれません。今、人に貸すためのマンション投資は、低金利の金融機関に預金するより、利回りを考えた資産運用のひとつとして注目を集めています。日本も現在の他人のために年金保険金を支払うという制度から、シンガポールなどのように自分の将来のために自分が支払うという貯蓄型年金が受け入れられる制度に、徐々に移行していくのではないでしょうか。「アリとキリギリスの原作の結末をご存じですか。アリはキリギリスを見捨ててしまうのです。自分のことは自分で考える時代、自己責任を問うような時代になってきたのです。これからの10年は、国や他人に頼らず、お金について自分で考えてきた女性とそうでない女性で、大きく差が出ることになると思います。この本を読んでくださった皆さまが、プチ大家さんになることや、資産運用を考えることで人生に自信がつき、飛躍するきっかけになってくだされば幸いです。

このページの先頭へ