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中高齢者向け高級マンション

2020年3月28日「土曜日」更新の日記

2020-03-28の日記のIMAGE
高齢者になったら有料老人ホームに入る――というのがこれまでの一般的考え方としたら、最近では、むしろ健康なうちに自分にあった施設を探し、めに入居するという人が増えてきました。そこで最近話題になっているのが、中高齢者を対象にした高級マンションです。一般の高級マンションは、都市部にあり、館内施設の充実と高級感が売り物です。中高齢者向け高級マンションも設備内容は、こうした高級マンションと遜色はなく、健康相談室やフロントスタッフも常駐し、ホテルと同様なサービスを提供してくれます。場所的にはリゾート地あるいはそうした雰囲気を感じさせる大都市の郊外に所在していることが多いようです。設備面でも家具調度にこだわり、当然バリアフリー仕様で、生活を快適にするためのアメニティーにも配慮されています。またこうしたマンションにはフロントスタッフや看護師、カロリー計算などに配慮した食事、定期的な医師の来訪、常備薬などを扱う薬局、外出時の送迎バスなど、中高齢者が必要とするサービスが充実しているのが普通です。ただ、こうした高級マンションは、入居一時金が一千万円以上から夫婦二人で一億円という高額のものが多く、しかも家賃は月五十万円から百数十万円というものがあり、対象はミドルクラス以上を意識した施設であることも事実です。こうした高齢者住宅を選ぶ際には、いま住んでいる住宅より快適なシニアライフが手に入るかどうか、つまり生活レベルを落とさずに生活できるかということを考え、それならば自分にはどんな設備が必要で、なにが不要かということを自分自身で明確にし、ニーズに合ったものを選択しなければいけません。最近ではこうした高級マンションの中に、診療所や介護事業所を併設するところも増えてきました。こうしたところでは、個室に浴室やキッチンを備えながら、共同で使えるレストラン、大浴場、シアター、サウナなども設置されている高級マンションもあります。

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