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最近の人は設備にこだわる

2020年4月6日「月曜日」更新の日記

2020-04-06の日記のIMAGE
古いアパートが嫌われ、需要がないのは、最近の著しい傾向だ。その理由のひとつが、設備に対するこだわりが強くなったことだ。その代表的な例が、ミニシステムキッチンの導入である。これは最近人気のある設備で、0年前のアパートにはない。風呂もしゃれたユニットバスが好まれる。もちろん、トイレは別である。「何でそんな高級なものが必要なのか。住めればいいではないか」――こんな考えの経営者は失敗する。アパートメーカーが入居者確保を目指して、設備の豪華さを競っているという現実がある。設備の古いアパートと、設備に魅力のあるアパートを比較したら、当然入居者は設備の魅力のある方に流れる。「これは、アパート経営者が気をつけなければならないポイントだ。入居者側の気持ちになって部屋を用意しないと、空室になってしまう。最近のアパートは、近代的な設備がついているのは当たり前。~入居者は遮音性や断熱性も重視している~アパートに住んだ人なら誰でも経験することだが、上階や、隣の物音がまともに聞こえるのは、日常生活では大変気になるものだ。以前は「アパートだから仕方がない」と、あきらめる人がほとんどだった。現在は、アパートメーカーが遮音性に優れた建築材料を用いるので、ある程度は遮音できる。だから、古くて遮音性の劣るようなアパートは嫌われる。トとはいっても、居住性はマイホーム並みにしないと、なかなか人が入らないのが現状だ。「以前はこれが普通だった」といっても、入居者は納得しない。最近のアパートの材質は、一戸建てのものと変わりがなくなっているし、夏は涼しく、冬は暖かい、というような居住者の快適さを考えたつくりになっている。・メーカーが快適さを追求して競争した結果、質のよい物件が増えてきた。入居者は、それを標準と考えている。アパートだから安普請でいい――という時代は終わった。

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