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成功事例(2)

2020年6月7日「日曜日」更新の日記

2020-06-07の日記のIMAGE
このようにして、注文住宅「桧の家グリム」を販売し、年間平均で完成引き渡し棟数40棟、ピーク時の平成9年には60棟にのぼったそうです。平成14年12月に「不動産業者のための住宅建築システム」を導入されました。本格的に販売を始めたのは翌平成15年の1月からで、同社は「アリス」というブランドにして発表されています。私が同社を訪問したのは、平成15年4月13日でした。この時点で、スタートしてわずか3カ月と少しでしたが、なんとアリスを14棟も受注されていました。特筆すべきことは、仲介の土地に契約した客10件の内、なんと9件が「賃貸集合住宅」に住んでいた人たちだということで、この話はアリス営業の重要な戦略といえます。広告費は、注文住宅であるグリムもあり、従来は莫大な費用を投入してきたそうです。注文住宅から出発してきた会社であることから、アリスの展開に際しては、最初は戸惑いもあったようです。仲介の土地に受注するという手法が、それまで築いてきた戦略と違うことが、知識としては理解されていても、実際の運用に際しては多少考えるところもあったのでしょう。今では、注文住宅の会社であるT住販から、本来の不動産部門であるT不動産に業務を移管して、安定的に稼働しています。

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