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マンション等を貸す不動産投資の場合

2020年11月25日「水曜日」更新の日記

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「一括借り上げ」を開始してから問題が発生するのは、「一括借り上げ」契約が形式的には事業者同士の交わした契約ということになってしまうので、大家は消費者契約法の消費者とは見なされないということと、宅地建物取引業法にある建物の売買とは違いますから、重要事項説明はしなくて良いとされていることを抜きに語れないでしょう。マンション等を貸す不動産投資の場合、儲かる物件かどうかを確認する物差しとして利回りに注目しますが、利回りを算定する手順としましては複数個パターンがあり、かなり凝ったものも存在しているわけです。サブリースという言葉を目にすることが多いですが、アパートやマンションといった不動産の賃貸経営としての「複数年一括借り上げ」だとか「空室保証」のことととらえることもできますが、より的確に言うと不動産会社の媒介で入居者に又貸しすること、言い換えれば転貸借のことです。収益物件を調べる際には、利回りの数字を注視しながら、そこに住む人の立場でも考えてみることをお勧めします。結局のところ、庶民的感覚が必要だと言ってもいいでしょう。不動産投資に目覚めて資料請求をするのだが、全然これといった物件が出てこないのは無理もないことです。理想的な物件なんてなかなかないということは、利回りに着目すればわかってもらえるのではないでしょうか。 不動産投資でしばしば資料請求がされますが、載っている利回りの数値が実態を表していると考えてはいけないのです。大抵の利回りが、これから賃料が下がる可能性などを考慮していないと考えていいからです。収益物件として、アパートまたはマンションを選択する時に絶対に見ておくべきなのは、いつごろ建てられたものかということです。何年前に建てられたものかを調べたうえで、1981年から始まった新耐震基準に適合する物件をセレクトするようにしましょう。マンション経営と言うと大掛かりなものを想像しがちですが、アパート経営に取り組む場合と違い、棟ごと収益物件であるとして投資するのではなく、マンションの建物のどれか1つの部屋を購入して始める不動産投資だと理解していいのではないでしょうか。サブリース(一括借り上げ)方式は、アパート経営の経験が不足している人にもチャレンジしやすい不動産投資ではありますが、自分にとって良いやり方なのか、ダブルチェックしてみましょう。将来収入がなくなるのが嫌でやり始めたマンション投資であっても、思いとは裏腹に足を引っ張ってしまうこともあるでしょう。利回りを気にする必要はありますが、実効性を考えれば借り手にメリットがあるのかどうかという視点をもたないといけません。

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