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「一括借り上げ」を始めてからトラブルが発生するのは

2022年4月4日「月曜日」更新の日記

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収益物件を取得するという考えで見ていると、すでに賃貸契約を結んでいる人がいる物件を発見することもあるでしょう。これはオーナーチェンジ物件というふうに呼ばれ、入手した時点で家賃による収益があげられるのです。サブリースとは一体何かと申しますと、アパートやマンションの賃貸経営で使われる言葉で、「不動産業者による一括借り上げ」とか「空室保証」のことなどを指していますが、より的確に言うとサブリース会社による入居者への又貸し、言い換えれば転貸借なのです。「一括借り上げ」においてトラブルが発生しやすいのは、「一括借り上げ」で結ばれる契約が事業者と事業者の契約だとして扱われ、貸主であるオーナーは消費者契約法の保護対象ではないということと、宅建法でいう売買契約には当たらないので、重要事項説明をする必要がないことにあります。海外不動産投資が注目を浴びましたけれども、「そのうち海外に存在する収益物件を入手する」ということなら、従来よりも用心して将来の収益を計算することが大きなポイントになります。マンション経営の説明では、「いくら節税になるかとか利回りに着目すべし」などと言われますが、損か得かといった部分に振り回されると、予期せず期待が裏切られることにもなりかねません。

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