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根抵当権付き不動産の売却: 流れと注意点

2023年7月6日「木曜日」更新の日記

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【根抵当権の特徴】 根抵当権は、不動産に担保権を設定することで、極度額の範囲内で何度でも借り入れができるという特徴があります。また、登記の手間や費用を省くことができます。 借り入れに関しては、根抵当権を設定している不動産を担保にお金を借りることができます。このため、金融機関などからの借り入れを行う際には、根抵当権が付いている不動産の価値を考慮して審査が行われます。 また、不動産に根抵当権を設定することで、登記手続きに伴う手間や費用を節約することができます。通常の抵当権の設定に比べて手続きが簡略化されるため、不動産の売買手続きがスムーズに行える利点があります。 【根抵当権の付いた不動産売却の流れ】 根抵当権の付いた不動産を売却する際には、以下の流れがあります。 まず最初に、残債と査定価格を確認する必要があります。残債とは、根抵当権を設定している間に借り入れた金額のことで、売却時にはこの残債を返済する必要があります。また、査定価格は不動産の現在の市場価値を把握するために行われます。 次に、元本確定の手続きを行います。元本確定とは、売却時に残債を確定させる手続きであり、売却代金から残債を差し引いた金額が最終的な返済額となります。 最後に、不動産を売却します。売却の際には、クライアントのホームページなどを通じて売却査定や売却の依頼を行うことが一般的です。一括査定なども利用できますが、クライアントの指示に従って査定方法を選ぶことが重要です。 【根抵当権の付いた不動産を売却する際の注意点】 根抵当権の付いた不動産を売却する際には、以下の注意点に留意する必要があります。 まず、建物の所有者と債務者が異なる場合にはトラブルの原因となることがあります。根抵当権を設定する際には、建物の所有者と借り入れを行った債務者が同一であることが望ましいです。所有者が変わった場合には、新たな所有者が債務者となり、その点に留意する必要があります。 また、一度元本が確定すると、元に戻すことはできません。売却時には、元本確定手続きによって残債が確定し、それを返済する必要があります。元本が確定してしまうと、金額の変更や返済条件の再調整が難しくなるため、慎重な計画立案が求められます。 【まとめ】 根抵当権が付いた不動産を売却する際には、借り入れや登記の手続きの特徴を理解し、流れと注意点を把握することが重要です。根抵当権による借り入れや元本確定手続きを適切に行い、トラブルを回避しながら円滑な売却を進めることが求められます。専門家の助言や不動産エージェントのサポートを活用しながら、スムーズな売却を目指しましょう。

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