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防火扉の耐用年数と定期点検について

2023年8月3日「木曜日」更新の日記

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【防火扉の耐用年数について】 貸倉庫を利用する際には、防火対策が重要です。その中でも防火扉は重要な要素の一つです。防火扉は火災発生時に火の勢いを抑え、延焼を食い止める役割を果たします。しかし、防火扉にも耐用年数があります。 防火扉の耐用年数は、一般的には20年から25年程度とされています。ただし、防火扉の種類によっても耐用年数は異なります。例えば、重量シャッター型の防火扉は、耐用年数が長いため、25年以上使用することができます。一方、消火設備の一部として設置される小型の防火扉は、10年程度が目安とされています。 防火扉の耐用年数を過ぎた場合でも、その性能を維持するために定期的な点検が必要です。 【防火扉の点検項目について】 防火扉は耐用年数を過ぎていなくても、定期点検をする必要があります。定期点検は、防火扉の正常な機能を確保するために欠かせません。 定期点検の項目としては、以下のようなものがあります。 1.閉じる力の確認 防火扉がしっかりと閉まるかどうかを確認します。特に重量シャッター型の防火扉は、重いため正確な閉まり具合をチェックする必要があります。 2.シールの状態確認 防火扉のシール部分が劣化していないかを確認します。シールが劣化していると、煙や熱の侵入を防ぐ性能が低下します。 3.部品の破損・摩耗確認 防火扉の部品に破損や摩耗がないかを点検します。例えば、ヒンジやロック機構に問題がある場合は修理や交換が必要です。 4.自動開閉装置の動作確認 自動開閉装置が正常に動作するかを確認します。防火扉は、火災発生時に自動的に閉まるようになっているため、動作不良があると火の勢いを抑えることができません。 これらの点検項目を定期的に実施することで、防火扉の正常な機能を確保し、万が一の火災に備えることができます。 【まとめ】 貸倉庫の利用を検討している方は、防火対策の重要性を理解し、適切な防火扉の設置と定期的な点検を行うことを心掛けましょう。安全な環境で貴重な物品や資産を保管するために、防火扉の管理には十分な注意と対応が必要です。

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